青い文学シリーズ 第01話「人間失格/鎌倉心中」
青い文学シリーズ 第02話「人間失格/お化け」
青い文学シリーズ 第03話「人間失格/世間」
青い文学シリーズ 第04話「人間失格/新世界」


 原作は「太宰治」。
 キャラクター原案はデスノやバクマンで御馴染みの「小畑健」。

 個人的にはとても満足出来る内容でした。
 キャラクターデザイン、作画、演出と非常に高水準で安定しており、主人公の葉蔵が抱える狂気や葛藤の見せ方、彼が破滅していく過程の描写を原作の雰囲気を損なわずに表現していました。

 「人間失格」は葉蔵を通して様々な“心の負の面”を描写しているところが上手い……と言いますか、ヤバイですね。
 端的に取り上げても、父親への劣等感、社会との軋轢、病気(結核)、女性問題、あとは「自分で金を稼げない奴は人間失格」だったりと、どれかひとつぐらいは共感してしまうところがあり、リア充以外は読まない方が身の為です。
 (自分がリア充だという意味では決してありません。自分もよほどのことがない限り、再読することはないでしょう)






































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