涼宮ハルヒの憂鬱 第23話「涼宮ハルヒの溜息W」


 涼宮ハルヒの憂鬱 第23話「涼宮ハルヒの溜息W」の感想です。

 前回に引き続いて、映画制作の続き。
 ついにハルヒの横暴に耐えかねて、キョンがキレてしまいました。

 今回のキョンとハルヒが言い争うシーンが「溜息」の山場なのですが、見ていてあまり楽しいものではありませんでしたね。
 そもそも「溜息」ではハルヒの行動自体に、不自然な感じが拭えないところが気にかかります。
 作中ではハルヒが映画制作を通じて、世界を再構築しようとしている。つまりは神様気取りが高じて、あんな横暴な真似をしてしまったと説明していますが、視聴している側からすると、今回のキョンとハルヒの諍いのためにだけに、ハルヒに目に余る行動を取らせていたようにしか見えません。

 ただまぁ、この辺りの違和感はアニメが原作とは違い、作中の時系列に沿って進められているのも理由のひとつだと思います。
 (原作だと第02巻の話なので、キャラクターの性格が固まっていなかった、と納得できるのですがアニメだと第03巻以降のエピソードが間に入っているせいで、余計に違和感を感じてしまいます)

 逆に良かった点は、ハルヒとキョンが言い争っているシーンの動きと、ハルヒが部室で一人きりの時に髪型をポニーテールにしようとしているところですかね。
ぎすぎすした雰囲気をあっさりと流して、前向きに映画制作に取り組もうと決意を新たにする展開もまぁ、悪くはないと思います。






















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