閃光のナイトレイド 第10話「東は東」


 閃光のナイトレイド 第10話「東は東」の感想です。

 仲間同士の絆を深め合うようなイベントは誰かが裏切るフラグ。

公式サイトより
預言者との面会が叶わなかったことで溥儀の不興を買った満州国政府は、その機嫌を取るように、皇帝即位の式典を予定より早めて執り行うことを決める。葵たちはその頃、ドイツから大連を通って兵器が国民党に運ばれているという情報の裏を取る為、大連港にいた。だが、そこに現れた高千穂勲によって葛が拉致される。連れていかれた先で、葛は勲の野望の一端を聞かされる。そして、そこで葛が見たものは・・・。

 物語も佳境に入ったということで、まずは情報の整理がてら仲間同士の絆を深め合う葵達。
 第08話のラストで、雪菜が葵の声を預言者――静音に伝えたあたりから、登場人物たちが任務と感情の間で揺れ動いていただけに、今回の皆で夜景を見るという展開は、四人の関係の変化を感じさせられる良いシーンでした。

 高千穂勲に連れて行かれた先で、新型爆弾の製造現場を見せられる葛。
 かつて石原莞爾が謳っていた“世界最終戦論”(航空機や大量破壊兵器を用いた殲滅戦略による短期間での戦争の終結)。それを高千穂勲が実現しようとしていることを知り、葛は葛藤の末に彼のもとへと下ることを決意する。
 絆を深めるイベントは後々に仲間が裏切るフラグ。お約束の展開なのですが、それでもやはり盛り上がりますね。
 高千穂と共に行くことを選んだ葛の心情は? かつての仲間である葛と葵達は敵対することが出来るのか? と、次回以降にも期待が持てる展開になってきました。




















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