刀語 第08話「微刀・釵」


 刀語 第08話「微刀・釵」の感想です。

 尾張へと辿り付いたとがめと七花。ひとまずはとがめの家に滞在することに。
 厳格な雰囲気を漂わす尾張の街並みの中に佇む華美な屋敷を“空気読めない”、“悪趣味”と七花が茶化した家がとがめの家だったという流れがお約束ながら面白かったですね。

 右衛門左衛門に連れられ、否定姫と面会することになったとがめと七花。そこで四季崎の刀の所在を聞くことに。
 挨拶代わりの舌戦から何事もなかったように本題に入るとがめと否定姫。似た者同士という奴ですね。とがめがチェストとチェリオを間違えていたことを未だに気にしていたのにはちょっと笑いました。

 否定姫より得た情報から、とがめ達は四季崎季記の工房があったとされる地、江戸の不要湖へ。そこで完成形変体刀の一本「微刀・釵」と遭遇?することに。
 微刀・釵はからくり人形でした。西洋甲冑や棍棒を刀と言い張る世界です。ここまで視聴してきた身としては「あ、そうなんだ」程度で済ませられる展開ですね。
 刀を破壊してはいけないという制約がある以上、今回の収集対象“日和号”も無傷で回収しなければいけない。そこをどうするかが今回の鍵でしょうね。

 刀を求めて信濃へと向かう真庭忍軍頭領の一人、真庭海亀。彼の前に姿を現す右衛門左衛門。
 真庭忍軍は例によって噛ませ。言うまでもなく右衛門左衛門にあっさりとやられて終了。さりげに、七花との会話の際に右衛門左衛門が言った「背後をとるのが得意」という台詞が伏線になっていましたね。
 
 日和号の対策を練り、いよいよ対決へ。
 四季崎の工房で見つけた日和号の図面をもとに二人が立てた作戦は、相手の動力が切れるまで七花が持ちこたえるというシンプルなもの。
 今回の戦闘は七花が自分が刀であると同時に一人の人間であることに気が付くという、主人公の成長が描かれていた点が素晴らしかったですね。
  
 次回は王刀・鋸。予告を見てもまったく展開が予想できませんね。
 鋸なのに木刀とはこれいかに?










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