刀語 第11話「毒刀・鍍」


 刀語 第11話「毒刀・鍍」の感想です。

 まにわに終了のお知らせ。

 前回のラストで刀傷を負って倒れていた真庭忍軍の頭領の一人、真庭人鳥を発見したとがめと七花。人鳥が言うには頭領の一人、真庭鳳凰が毒刀・鍍を手にした途端に乱心し、自分に斬りかかってきたとのこと。とがめと七花は鳳凰の待つ伊賀の真庭の里へと向かうことに。
 右衛門左衛門と鳳凰の戦いが熱かったですね。刀集めの戦いもこのぐらい気合を入れて描いてくれていればと思わなくもありませんが、今更言っても仕方のないこと。次回の銃に期待するとしましょう。
 
 刀集めの旅が終わっても自分の傍にいてほしいと七花に告げるとがめ。
 死亡フラグキタ━(゚∀゚)━! この時点で嫌な予感がひしひしとしてしまいましたね。目的の途中で目的を果たした後のことを語ると大抵ロクなことになりません。結果は言うに及ばず。

 真庭人鳥を始末するべく、炎刀・銃を手に彼の元へと現れる右衛門左衛門。
 銃で撃って即座に終了――と思いきや、人鳥の忍術“運命崩し”は飛び道具の類を無効化するという代物。逆に人鳥のスーパーボールのように壁に反射する“柔球”による攻撃に苦しめられることに。
 右衛門左衛門がこの状況をどう打開するかと思いきや、“壁に反射させた銃弾なら人鳥に当たるかもしれない”ですか。結果的に上手くはいったものの、随分と適当だなぁと心中で突っ込んでしまいました。
 人鳥の最期が結構ひどかったですね。命乞いをする相手の口に拳銃を突っ込んで……とは。

 真庭の里へと辿り着いたとがめと七花。待ち構えていたのは真庭鳳凰――ではなく、鳳凰の身体を乗っ取った四季崎記紀その人。
 ここで色々とネタばらし。四季崎の家系は予知能力があり、変体刀12本は未来の技術を逆輸入して作られたという。このオチは原作を読んだ時に感心した記憶があります。
 あとは何故、四季崎が虚刀流を作ったのかという疑問ですが、この答えは最終回ですかね。
 ともかく、とがめは鍍を手に入れるために、四季崎は自分の作った刀(虚刀流)の切れ味を試すために戦うことに。
 戦闘に関してはいつも通りのあっさり展開。まぁ、真剣勝負ですからね。必殺技が文字通り“必殺”でなくてどうする、という作者のこだわりでしょうか。

 毒刀・鍍を回収し、これで11本の刀を手に入れたとがめ。最後の1本は否定姫が持っていると当たりをつけて尾張へと戻ろうとしますが、そこに右衛門左衛門が登場。
 とがめが撃たれたところで次回へ続く。死亡フラグを立ててしまったばっかりに……つД`)
 長らく続いた物語もいよいよ次回で最終回。この流れからどう決着をつけるのかが見ものですね。




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