フラクタル 第06話「最果ての町」


 フラクタル 第06話「最果ての町」の感想です。

 フラクタル・システムの圏外に一時着陸してダナンのメンテナンスを行うことに。
 クレイン達とグラニッツ一家がもうすっかり打ち解けていましたね。
 スンダがフラクタルの圏外にいるにも関わらず、ネッサが消えない事を疑問に思っている場面が印象的でしたね。ネッサの謎が募るばかりです。

 食事の準備を放り出してネッサ達の水遊びに混ざるフリュネ。その場にやって来たクレインも交えて話をしていると、カメラを構えた謎の男性の姿が。
 フリュネの裸っ!? ……まさかサービスシーンがあるとはw
 ヴィンテージのカメラに目を輝かせるクレイン。もうすっかりそういうキャラですね。
 
 バルーンが落ちてフラクタルの恩恵を受けられなくなった圏外難民の行列を目撃するクレイン達。先ほど盗撮をしていた男性が難民に絡まれているのを見て、クレインは男性を助けようとする。
 そこへロストミレニアム運動を続けている集団“アラバスター”が割って入ってくる。
 フラクタルが崩壊しかかっている=バルーン(電波の中継端末)が次々と落ちていて、フラクタルの圏内がどんどん縮小化しているって事ですかね。
 それなら新しいバルーンを用意すればいいだけの話だと思うのですが、そうする事が出来ない理由でもあるのでしょうか?
 アラバスタを率いる青年、ディアスがいかにも胡散臭いですね。どう見ても裏がありそうです。
 
 カメラの男性を追い掛けて彼の家までやって来たクレイン。クレインがヴィンテージものに目を輝かせるのを見て、男性は見せたいものがあるから、深夜に家を訪ねて来るようにと告げる。
 深夜になりクレインは見張りを放り出して男性の家へと向かおうとするが、フリュネに見つかってしまう。成り行きで彼女も連れて行くことに。
 予防接種と称して怪しい薬を打ち込むアラバスターの連中を見て、こいつらは黒に違いないと思ったのは僕だけではない筈w
 クレインとフリュネがお互い意地を張って競争する場面が良い雰囲気でしたね。

 カメラの男性の見せたいもの。それはこの辺りの地がフラクタルの圏内だった頃の映像だった。彼は世界から圏外をなくことが目的だとクレイン達に語る。
 アラバスターの汚いやり口が明らかに。圏外難民達からターミナルを除去して、ロストミレニアム運動に加わらざるを得なくするとは。そして逃げようとしたら銃殺。非道いものです。
 カメラの男性が自分の家に固執してる様が印象的でしたね。彼は世の中にはフラクタルに頼ってばかりではなく、自らの手で現状を打開しようとしている人間もいる、といった事をクレインに見せるためのキャラなのかと思っていたのですが、それだけではありませんでしたね。

 ダナンの船内で、男性の家から拝借してきた写真を見つめるフリュネ。そこにはクレインの姿が――というところで締め。
 良くあるパターンでしたが、素直に感心させられましたね。そのうち母親も出て来るのでしょうか?




<第07話の感想へ> <タイトルに戻る> <サイトTOPに戻る>