DOG DAYS 第12話「4つの条件」


 DOG DAYS 第12話「4つの条件」の感想です。

 こういう展開になるだろうと予想してはいたのですが……何ですかね、このどうでもいい感は。
 
 シンクが元の世界に戻るには以下の4つの条件を満たす必要があるとのこと。

 ・召喚者が送還の儀式を行う。
 ・召喚から送還まで16日以内。
 ・勇者はフロニャルドで得たものを何一つ持ち帰れない。
 ・二度とフロニャルドを訪れる事ができない。

 リコッタからその話を聞いたシンクは送還の条件を二人だけの秘密にして、残りの二日間を普通に過ごすことを決意。
 ミルヒオーレやエクレール、ダルキアン卿やユキカゼ、ガウル達らと穏やかな日々を過ごし、そしてお別れの宴でシンクが皆にまた戻ってくることを約束をしたところで、次回へといった流れ。
 
 最終回に向けての溜め回。異世界召喚ものの王道的な展開でしたね。それだけに次回どうなるかが容易に想像出来ます。そのお約束をどう描くかが腕の見せ所ですね。
 
 感想としてはどうでもいい感じですね。ここまで期待させておいて肩透かしなオチが続くと、考えるのも馬鹿らしくなります。

 このアニメを観てわかったことは、物語において“最初から完成された人間”がいかにつまらない存在かを思い知らされたことですね。
 シンクがまさにそれで、葛藤も挫折もなく、ただ目の前の事態に盲目的に対処しているだけで物語が都合よく進むという有様です。ご都合主義がダメという訳ではなくて、主人公が何も考えなくてもいい、何も成長する必要がない、というのが問題なんですよね。
 星詠みの話なんかがその最たるもので、姫様が魔物に取り込まれたから助けました(その為の力も宝剣が“自発的に”貸してくれました)。その結果、死の未来は回避されました、なんて馬鹿にしているとしか思えません。
 どうせ最終回も“シンク以外”の誰かが何とかしてくれて、ハッピーエンドになるんじゃないでしょうか?


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