DOG DAYS 第10話「勇者と姫と希望の光」


 DOG DAYS 第10話「勇者と姫と希望の光」の感想です。

 これがラストバトルだったら余りにも拍子抜け。
 最後に総力戦が待っているとは思うけど……

 突如として天空より姿を現した巨大な魔物。レオンミシェリとミルヒオーレの二人は襲い掛かってくる魔物に応戦するも、ミルヒオーレが魔物に取り込まれてしまう。
 シンクとエクレールが姫様を救出に向かう――という流れはわかるのですが、肝心の星詠みの話はまたしてもスルーですか。
 となると今回の件はレオ姫が星詠みで見た未来とはまったくの無関係な訳で。この時点でシンクが姫様助けて、魔物を倒して終わりっていう展開が見えてしまったのが残念でしたね。
 
 トルネイダーを駆り魔物を追いかけるシンクとエクレールの二人。
 アスレチック設定まだ生きていたんだw なんて苦笑したものの、主人公の設定を活用した良いシーンでした。
 エクレールが身を呈して最後の後押しをしたのも、ベタながら王道的で熱かったですね。

 魔物に取り込まれてしまったミルヒオーレは、土地神の口から魔物の正体は妖刀によって変貌してしまった土地神の子供であることを知らされる。
 妖刀ときましたか。ブリオッシュとユキカゼの探し物はこの刀でしょうね。妖刀が原因で最後にもう一山ある、と。
 子供を殺してくれと言う土地神に対するミルヒオーレの返答が見事でしたね。こうしてミルヒオーレの主人公度がアップしていく……
 
 シンクとミルヒオーレの二人が魔物から妖刀を抜いて一件落着。
 パラディオンとエクセリードが剣に変形したり、シンクと姫様の合体攻撃があったりと、盛り上がりどころなんでしょうけど……こんなところで切り札を使ってしまうのは勿体無いなぁというのが正直な感想ですね。
 
 シンクとミルヒオーレが物語の核心に触れないままで話が進むのがもどかしいですね。
 盛り上がる要素を後回しにしすぎて、中盤がひどくつまらないものになっている気がします。
 これで残りの3話で盛り上がらなかったらどうするのやら……


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