涼宮ハルヒの憂鬱 第28話「サムデイ・イン・ザ・レイン」


 涼宮ハルヒの憂鬱 第28話「サムデイ・イン・ザ・レイン」の感想です。

 今回で「涼宮ハルヒの憂鬱」も最終回。
 ラストが再放送エピソードとは何とも締まりが悪い、と思いきや劇場版ですか。
 あまりにも嬉しくない予想どおりに、思わず涙が出そうになりました。

 気を取り直して、「サムデイ・イン・ザ・レイン」の感想ですが、ラストのハルヒのアップを見るための30分という感じでしたね。
 個人的に良かったと思う点は長門が一人、教室で本を読んでいるシーンの間の使い方とラストのハルヒの表情の二つですね。
 前者は何か起きるかと期待させておいて、結局何も起こらないところが逆に面白いと感じました。後者は単純に好みですね。
 逆に悪い点はエンターテインメント性の無さでしょうか。他のエピソードを引き立てるためにあるお話なので、これ単体では退屈で冗長でしかないところが難点です。

 作品全体の感想は「エンドレスエイト」が玉に瑕。これに尽きますね。
 あの8回の繰り返しを見るにつれ、どうしても“ビジネス的な打算”、“安易な尺稼ぎ”といった内容とは関係のない“都合”を勘ぐってしまいます。
 アニメ製作も慈善事業ではない以上、それを否定するつもりはありませんが、やるならもっと上手にやってくれ、と言いたいですね。

 だらだらと批判的な感想を書き連ねてしまいましたが、内心では「涼宮ハルヒの消失」の映画化が素直に嬉しかったりします。
 「ハルヒ」は面白い。この一点が揺らがない限り、何だかんだ言っても結局は期待してしまうのでしょうね。



















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