それでも町は廻っている 第12話「それ町」


 それでも町は廻っている 第12話「それ町」の感想です。

 あの世があんな感じだったら泣けるなぁ……

 Aパートは「それでも町は廻っている(前編)」。
 高校入学祝いに叔父さんから貰った高級品の万年筆を改造?してしまった歩鳥。同じ万年筆を買って事実を隠蔽するべく、推理小説大賞で賞金獲得を狙うことに。
 開始早々、険悪な雰囲気のタッツンと紺先輩の様子に何事かと思ったら、ただ単に文化祭よりも時系列が前なだけでした。時系列のシャッフルとは珍しい……いや、それともこれまでの話は全部、時系列がバラバラだったとか? なんといってもシャフトですし。
 大賞を狙って歩鳥が書いた小説のタイトルは「ゼリー島殺人事件」。
 気になる中身は、物語の舞台、トリック、犯人の動機とツッコミどころ満載の作品でしたね。第一次選考で落選するのも無理ないかと。
 
 落選の通知を受けて、道端で落ち込んでいたところをトラックに轢かれて後編へ。

 Bパートは「それでも町は廻っている(後編)」。
 あの世へと連れてこられた歩鳥。イメージしていた光景とのギャップに戸惑いつつも、案内係の人と二人であの世を廻ることに。
 あの世の様子が、この世と大して変わらないというのが印象的でしたね。良くあるブラックジョークですが、天国に住むにも住民票が必要、あの世で楽しく暮らす為には働いてお金を稼がないといけない、なんて夢も希望もありません。
 
 歩鳥が下界の様子を覗き見るシーンが切なかったですね。割とあっさりと生き返れることが決まってダイナシでしたけれど。
 意識不明の歩鳥が目を覚ました、という感動的なオチかと思いきや、心霊写真でオチを付けてくるとは。最後の最後のでやられましたね。「そう来たか!」と笑ってしまいました。
 
 それ町もこれにて終了。感想としては、見たいエピソードを大体アニメ化してくれたおかげで満足のいく出来でした。
 二期があったら嬉しいのですが、どうでしょうね? 売上げ次第でしょうか。










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